令和6年度 研究成果報告書

当財団の助成を受けた研究者が助成期間終了後に作成した報告書です。

令和6年度の研究助成期間を終了した成果報告書のうち、研究上の理由による非公開を除いた研究成果報告書を掲載しています。

 

 

令和6年度(掲載件数:30件)

氏 名 所 属 研究テーマ
淺原 俊一郎 神戸大学医学部附属病院 膵β細胞におけるmTORC1活性亢進が膵島可塑性に及ぼす影響の解明
井上 一哉 神戸大学大学院農学研究科 地下ダムの水質汚濁・渇水を同時予測する人工知能の創生
大坂 藍

兵庫県立大学大学院

工学研究科

強相関酸化物の構造因子制御による柔軟応答性の創出
緒方 英明

兵庫県立大学大学院

理学研究科

異化的硫酸還元酵素の構造解析による硫酸代謝機構の解明
岡田 守弘

理化学研究所生命機能科学

研究センター

がん悪液質を改善する新規治療法の探索
河合 孝太郎 神戸市立工業高等専門学校 3次元高ダイナミックレンジ形状計測を実現するダブルヘテロダイン同軸干渉計
北尾 真梨 神戸大学大学院保健学研究科 予後不良である疾患を持つ子どもの治療選択に対し医療者の言葉が与える影響
Kweon Sang Hyo 神戸大学大学院工学研究科 スパッタ法によるエピタキシャルPLT強誘電体薄膜を用いたPEC反応CO₂還元に関する研究
黒澤 耕介

神戸大学大学院

人間発達環境学研究科

隕石に残る衝撃変成度2分性:初期太陽系の軌道力学環境復元
鍬田 泰子 神戸大学大学院工学研究科 地震時スロッシングによる配水池内沈殿物の舞い上がり機構の解明
桜井 一

兵庫県立大学大学院

理学研究科

2型糖尿病における膵臓β細胞『疲弊』のメカニズムの解明
佐野 恭平

兵庫県立大学大学院

地域資源マネジメント研究科

ニュースバル放射光施設の光電子顕微鏡を用いた火山噴出物の解析
柴田 直樹

兵庫県立大学大学院

理学研究科

バクテリアが産出する顆粒状構造体のバイオリアクター利用のための基盤研究
茶谷 絵理 神戸大学大学院理学研究科 細胞内液滴からのアミロイド核発生機構の解明
中後 大輔 関西学院大学工学部 正常歩行のための随意運動を促す歩行リハビリ装置の開発
永瀬 隆

大阪公立大学大学院

工学研究科

溶液プロセスを用いたアップコンバージョン型低電圧有機発光ダイオードの開発
中楯 龍 神戸大学大学院医学研究科 軟性内視鏡手術支援ロボットの効果的な操作インターフェースの構築法
中村 誠 神戸大学大学院医学研究科 乳酸輸送・情報伝達病としての緑内障の病態解明と特定臨床研究による治療探索
中村 唯我 高輝度光科学研究センター 放射光を用いたハロゲン化ペロブスカイト結晶の結晶化ダイナミクスの解明
林 紗千子

兵庫県立大学大学院

理学研究科

tRNAイントロンと多彩な細胞機能を繋ぐ因子の同定
平田 翼 神戸薬科大学薬学部 光エネルギーを活用した共役ポリエンへの付加反応の精密制御法の開発
藤井 拓斗

兵庫県立大学大学院

理学研究科

ワイル半金属における磁性とベリー曲率の磁場による制御機構解明
船越 洋平 神戸大学医学部附属病院 レパトア解析を用いた新規抗原反応評価法による「真のネオアンチゲン」の同定
牧 秀志 神戸大学大学院工学研究科 高安全性を実現する二次電池用水系電解液の分子設計の確立
松岡 由浩 神戸大学大学院農学研究科 祖先野生種プレブリーディングによるパンコムギ品種改良システムの構築
水島 恒裕

兵庫県立大学大学

院理学研究科

ユビキチンリガーゼを利用した病原細菌タンパク質分解誘導剤の開発
森垣 憲一

神戸大学バイオシグナル

総合研究センター

パターン化人工膜を用いた光合成分子機構の研究
山口 秀文 神戸大学大学院工学研究科 兵庫津における明治初期地籍図の復元と歴史的なまちづくり資源に関する研究
由留部 崇 神戸大学医学部附属病院 化膿性脊椎炎の早期制御を目指したゼラチンハイドロゲル徐放化抗菌薬局所治療
吉田 将己 大阪大学大学院理学研究科 蒸気分子との接触を鍵とする金属錯体の発光特性と磁気特性との協奏的制御

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国際フロンティア産業メッセの開催

新産業の創出を促進するとともに、国際的な技術・ビジネス交流の基盤形成を加速させるため「国際フロンティア産業メッセ」を関係団体とともに共催しています。

また、当協会の支援により技術開発や商品開発に取り組んでいる播磨地域の企業や兵庫県内の理工系大学、工業高等専門学校等に参加を呼びかけ、ひょうご科学技術協会グループとして出展し、開発商品や研究内容を広く発信しています。

 

 

国際フロンティア産業メッセ2025 開催について 

 

今年も西日本最大級の総合展示会である「国際フロンティア産業メッセ」を開催いたします。企業や大学・研究機関による先端技術の紹介や新事業創出の基盤となる製品展示会を中心に、特別・基調講演、各種セミナーやビジネスマッチングなど多彩なプログラムを展開いたします。

 

*現在、様々な産業分野でフロンティアで活躍する出展者を募集しています。ビジネスチャンスの拡大と産学官の連携促進、情報交流の場としてご活用ください。

お問い合わせ多数につき、出展申込期限を5月16日(金)まで延長します。
小間数に限りがありますので、お早めにお申し込みください。

 

 詳しくは、下記ホームページをご覧ください。

 

 国際フロンティア産業メッセ2025ホームページ

 

【開催概要】

◆日時: 2025年9月4日(木)・5日(金) 10:00~17:00

◆会場:神戸国際展示場1・2号館(〒650-0046 兵庫県神戸市中央区港島中町6-11-1)  会場アクセス|神戸国際展示場    

◆予定出展規模:500社・団体以上(見込み)

◆予定来場者数:15,000人以上(見込み)

◆展示内容:環境・エネルギー、DX(ICT・ロボット)、航空宇宙・空飛ぶクルマ、ドローン、健康・医療、電気・電子、ライフスタイル、

      ものづくり、地域産業、地域振興・産学連携・支援機関 など

◆同時開催:みなと元気メッセ2025、こうべしんきんビジネスメッセ2025、たんぎん産業メッセ2025、にっしん輝きメッセ2025、

      ひめしん ともにプレジェクト2025、ひょうご環境ビジネス展、ひょうご環境ビジネスセミナー、神戸取引商談会

◆入場料:無料

◆お問い合わせ:国際フロンティア産業メッセ2025事務局

       <出展のお問い合わせ>

        日本コンベンションサービス株式会社

        〒650-0046 神戸市中央区港島中町6-9-1 神戸国際交流会館6F

        TEL:078-303-1101(平日9:30~17:30)  E-mail:info@kobemesse.com
       <事業内容のお問い合せ>
        (公財)新産業創造研究機構(NIRO)支援企画部
        〒650-0046 神戸市中央区港島中町6-1 神戸商工会議所会館4F
        TEL:078-306-6806  FAX:078-306-6811
 
 
令和6年9月5日~6日に開催されました国際フロンティア産業メッセ2024(昨年)の内容は以下の通りです。
 国際フロンティア産業メッセ2024について

 令和6年度のフロンティア産業メッセは、出展者数528社・団体と多くの企業・団体様にご出展いただき、小間数は590小間と過去最大となりました。

 「環境・エネルギー」「DX(ICT・ロボット)」「航空・宇宙・ドローン」「健康・医療」など様々な分野から未来社会を支える技術の展示や、産業界をリードする経営者や各分野の第一人者から日本が抱える課題や未来社会に向けた取り組みについてご講演いただくとともに、2025年に開催を控える大阪・関西万博の動向についてお話しいただきました。令和6年9月5日~6日の会期中は約15,400人の皆様にご来場いただき、無事に開催することができました。

【ひょうご科学技術協会グループ出展団体】​

ひょうご科学技術協会は、協会の支援により積極的に技術開発や商品開発に取り組んでいる企業や県内大学・高専に呼びかけグループ出展しました。

企業ブースでは、新商品や新技術をPR。積極的なビジネスマッチングを展開し、多くの商談がありました。また、大学・高専ブースでは、産学連携につながる場を提供するとともに、来場の高校生に最新の学術研究成果をアピールすることができました。

 

 【ひょうご科学技術協会グループ出展一覧表】(五十音順)

企業

大学・高専

浅田化学工業株式会社

有限会社アトリエケー

エムズ

株式会社江渕工業所

岸本工業株式会社

ケィ・マック株式会社

ケニックス株式会社

SKYLAB株式会社

株式会社セシルリサーチ

大興化成株式会社

龍野コルク工業株式会社

田中繊維株式会社

西日本衛材株式会社

西村製作株式会社

日章興産株式会社

兵庫県手延素麺協同組合

株式会社フジソレノイド

有限会社マルブン

関西学院大学

吉備国際大学

甲南大学

神戸学院大学

神戸大学

姫路大学

姫路獨協大学

兵庫県立大学

明石工業高等専門学校

神戸市立工業高等専門学校

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

【申込期限延長 5/16㈮まで!】国際フロンティア産業メッセ2025出展者募集のお知らせ

西日本最大級の総合展示会「国際フロンティア産業メッセ2025」が開催されます。現在、様々な産業分野のフロンティアで活躍する出展者を募集しています。ビジネスチャンスの拡大と産学官の連携促進、情報交流の場としてご活用ください。

お問い合わせ多数につき、出展申込期限を5月16日(金)まで延長します!

詳しくは下記のホームページをご覧ください。

 

国際フロンティア産業メッセ2025ホームページ

 

◆会期:2025年9月4日(木)~5日(金)

◆会場:神戸国際展示場(神戸ポートアイランド内)

◆出展者申込期限:2025年5月16日(金)

サイエンスボランティア支援事業

青少年の科学に対する興味や関心を高め、科学技術への正しい理解を促進するため、科学実験や工作教室、体験学習、自然観察など、地域で行うボランティア活動を支援しています。
令和7年度 サイエンスボランティア支援事業の募集
対象者
兵庫県内に在住または勤務する、学校や企業の自然科学系の教育者や研究者等を代表とするグループまたは個人

  • ※1 現役の教育者・研究者だけでなく、退職された方も含みます。
  • ※2 法人は対象外です。
  • ※3 前年度の当事業実施の有無は問いません。
対象事業

次の①または②の事業で、ボランティア活動として行う事業
①県内の学校や企業、地域などにおいて、主として小学校高学年から中学生を対象として行う科学実験や工作教室、体験学習、自然観察などの事業
②県内の小学校・中学校で理科教育を行う者に対して、科学実験、自然観察、教材製作等について指導・助言を行う事業

※事業の実施にあたり、傷害保険等の加入を要件とします。

※令和7年7月1日から令和8年3月31日の事業を助成します。
※開催日に現地視察を行うことがあります。

 (対象外事業の具体例)

  ・学校行事や授業、クラブ活動の一環として行うもの

  ・小学生高学年から中学生以外を対象とした事業

  ・事業の効果が特定の個人等のみに帰属する事業

  ・営利活動を含むもの(事業実施会場で実験・工作用具などの販売することを含む)

  ・宗教・政治活動を含む事業

  ・青少年のための科学の祭典にかかる事業

対象経費
事業に直接必要な経費のうち、次に掲げるもの

  • ア 旅費交通費
  • イ 通信運搬費
  • ウ 消耗品費
  • エ 印刷製本費
  • オ 使用料
  • カ 謝金 ※事業実施メンバーに謝金を支払うことはできません。
  • キ 保険料費(ボランティア及び参加者を対象とした傷害保険等)
  • ク その他必要と認められる経費

※「助成対象となる費目範囲」をご確認の上、申請下さい

助成額
上記の助成対象経費の合計額で、1件につき20万円を限度
申請内容により助成希望額(申請額)を下回る助成額とすることがあります。
助成件数
5~10件程度(助成総額100万円の予算範囲で件数を決定します。)
募集受付期間
令和7年4月11日(金)~令和7年5月16日(金) 午後3時(必着)
助成対象の決定・通知
外部審査員による審査を実施します。
申請者には、助成の可否と助成額を通知します。(令和7年6月中)
申請方法
受付期限までに、サイエンスボランティア支援事業助成金交付申請書(様式1)を郵送・持込・メールのいずれかの方法にて提出してください。

 

 
申請から事業終了までの流れ

 ※赤字箇所が、申請者に実施いただく項目です。

  • 1申請書の提出
    受付期間内にサイエンスボランティア支援事業助成金交付申請書(様式1)を提出してください。
    募集期間:令和7年4月11日(金)~5月16日(金)午後3時 (必着)メール・郵送・持参のいずれかの方法にて提出
  • 申請内容の確認・支援可否の決定
    提出いただいた申請書の内容・要件を確認し、外部審査を実施の上、予算の範囲内で助成対象者・助成額を決定します。
    ・助成対象者には助成額を記載した決定通知書を送付します。
    申請された助成額に変更があった場合は、申請内容(計画)の変更をお願いします。
    ・審査会における審査の結果、助成対象者とならない場合には、その旨ご連絡します。
  • 3事業の実施
    計画に沿って実施してください。
    ・事業内容に変更が生じる場合は、事務局にご連絡ください。
  • 4実績報告書の提出
    事業終了(最終の事業日が終了した日)後1ヶ月以内または当該年度終了後の4月10日までのいずれか早い期日までに、サイエンスボランティア支援事業実績報告書(様式3)を提出してください。
  • 助成金額の確定
    提出のあった実績報告書の内容を確認し、助成金の額を確定します。
    ・実績報告書提出時(事業終了後1ヶ月以内または当該年度終了後の4月10日まで)には、助成対象経費が支払済であることが必要です。
    ・実績報告書提出時に未払いのものは助成の対象外となります。
    ・実績報告書の内容を確認し、助成対象経費が交付決定時から減額した場合は、実績額に応じた助成額に減額します。
    ・概算払いの場合、返還金が生じた際の振込手数料はご負担願います。
  • 6請求書の提出
    サイエンスボランティア支援事業助成金請求書(様式5)を提出してください。
    ・原則として助成金額確定後の精算払いです。
    ・必要があると認めるときは、概算払いをすることも可能ですので、ご相談ください。
  • 助成金の交付
    請求書受理後、助成金を交付します。
    なお、助成金はその執行が適正ではない場合、交付決定の取消し交付した助成金の返還を求めます。

本事業助成決定の場合、対象者(団体名・代表者名)、活動地域、主な活動内容は情報公開の対象になります。

 

 

お問い合わせ先・申請書送付先

公益財団法人ひょうご科学技術協会
Hyogo Science and Technology Association

事務局本部 企画調整課
〒650-8567 兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目10番1号(兵庫県庁1号館7階)
電話:(078)362-3845
FAX:(078)362-3851

E-mail:hyogosta@hyogosta.jp

サイエンスボランティア支援事業の募集について

今年度の青少年の科学に対する興味・関心を高めるボランティア活動(科学実験、工作教室など)を支援する

サイエンスボランティア支援事業の募集を開始します。【令和7年5月16日(金)午後3時締切(必着)】

詳しくはコチラをご覧ください。

ものづくり支援センター事業

技術相談対応や産学連携による研究開発を支援する人材を配置するとともに、X線分析装置付走査型電子顕微鏡を設置し、中小企業の技術開発・製品開発を支援しています。

 

技術相談・機器利用などお問合せ先

 

(公財)ひょうご科学技術協会 播磨産業技術支援センター

 〒670-8505 姫路市下寺町43 姫路商工会議所 本館2階

 ・ものづくり支援・機器利用関連 TEL:079-287-1212 FAX:079-287-1220

 

ものづくり関連機器の概要とご利用について

機器名  X線分析装置付走査型電子顕微鏡

メーカー 日立ハイテクノロジーズ製

型式   TM3030Plus

仕様   倍率:15~60,000倍 

       ・像の種類:二次電子像、反射電子象、合成像(二次電子像+反射電子像)

       ・最大試料寸法:直径70mm、高さ50mm
       ・エネルギー分解能:151eV(Cu-Kα)
       ・検出可能元素:B5~U92

       ・試料台:チルト&ローテーション付き

利用料金 1,364円/時間(消費税別)

利用方法 事前申し込みによる予約制

申込窓口 公益財団法人ひょうご科学技術協会
       播磨産業技術支援センター

       〒670-8505 兵庫県姫路市下寺町43(姫路商工会議所本館2階)
       TEL: 079-287-1212  FAX: 079-287-1220
       E-mail:monozukuri@hyogosta.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

非蒸着でSEM像や反射電子像の観察に有効。

低真空下で組成分析も可能。精密微細加工技術、機械金属関連技術、食品等関連技術等の関連企業の材料、製品評価ニーズに幅広く使用。

 

 

播磨産業技術情報vol.342を発行しました

播磨産業技術情報vol.342を発行しました(バックナンバーはこちら

Vol.342



公益財団法人ひょうご科学技術協会
Hyogo Science and Technology Association
事務局本部【企画調整課・事業課】
〒650-8567
兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目10番1号
(兵庫県庁1号館7階)
電話:(078)362-3845
FAX:(078)362-3851
播磨産業技術支援センター
〒670-8505
兵庫県姫路市下寺町43番地
(姫路商工会議所本館2階)
電話:(079)287-1212
FAX:(079)287-1220
放射光研究センター
〒679-5165
兵庫県たつの市新宮町光都1丁目490-2
(SPring-8内)
電話:(0791)58-1452
FAX:(0791)58-1457