サイエンスカフェひょうごのご案内

平成28年12月19日(月)にSODA島の学舎(南あわじ市)にて、「これからのエネルギー源をどこに求めるか~再生可能エネルギーの将来性と課題~」をテーマに、田畑智博氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授)をゲストにお招きしてサイエンスカフェを開催します。

詳細はこちらをご覧ください。

Vol.242

第3回次世代ものづくりセミナーを開催しました

近年、インターネットを通じて、あらゆるモノがネットでワークでつながるIoTが注目を集めています。

しかし、中小企業ではまだまだ取り組みが進んでいないのが現状です。 

そこで、IoTの活用方法を知っていただくため、IoTを利用して製造現場の効率化・生産性の向上に取組んでいる企業の取組を紹介いただきました。

以下より講演の要旨となります。

テーマ:IoTを活用した生産性の向上

 

講師:シメックス 株式会社

   生産統括本部長 田中 庸介 氏

 

   シメックスは、臨床検査機器・検査試薬に特化したビジネスを展開しています。

   研究開発・製造・販売まで一貫したバリューチェーンを築き上げていることが強みで

   あり、常に顧客の声を聞き新しいものを提供できるよう、IoTを使って革新・進化を追

   い求めています。

 

演題:「シスメックスの”デジタルものづくり”とIoT活用事例の紹介」

 

 

医療機器のため品質保証体制が要求される他、供給の約90%が海外向けとなっており、各国の規制に適合すべく世界共通仕様にて製造しています。

高品質なものづくりのため、工場全体をネットワークで繋ぐシステムを作りました。

作業者1人につき1台の端末を設置することにより管理者からリアルタイムで指示ができるため、効率用よく確実に作業することが可能となっています。

このシステムをベースとして全ての作業手順を3Dマニュアルにし、手順を直感的に理解できるようにすることで、経験が浅くとも熟練工のような作業が可能となりました。

また、検査機器とカスタマーセンターをネットワークで接続しました。

これにより、センサー情報より機器の状態に異常があれば電話にてサポートができ、品質維持など顧客満足度の向上や、エンジニア訪問回数減などのコスト削減へ繋がっています。

 

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講師:オムロン 株式会社 

   インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー

   商品事業本部 企画室 拡業推進部長 本条 智仁 氏

 

   オムロンは、5つのカンパニーに分かれており、制御機器事業が40%を占めています。

   制御機器は人と同じように、五感の人口組織、判断する脳、行動する手足、安全に動

   かすための機能があります。

   それらとロボットを繋げ、製造現場からモノづくりを豊かにしています。

 

演題:「IoT時代におけるオムロンの製造現場革新取組」

 

情報を収集し、データの分析・解析が瞬時にできるようになった現在のキーワードは、それをどのように現場で活用するかということです。

製造業のデータ活用事例としては、熟練者の技能をデータ化して継承へ使用したり、AIの学習機能により不具合品の製造データを学習させて良品生産に繋げたりしています。

オムロンではお客様へ商品の価値を提供するにあたり、自社工場で自社製品を試し、事例を創出しています。

取組んできた事例としては

・手入力であった作業日報を、作業コントローラーから直接データベースに上げる仕組みを作った

 入力ミスや分析・解析がが困難で漠然としていた作業効率が明確となり、段取りロスやライン停止などの改善ができた

・上記の仕組みを他工場とクラウドで繋いだ

 個々の作業効率が明確となりモチベーションや能力の向上、他工場との比較による相乗効果、ハード費用やPCライセンス費用等の削減となった

現在は品質改革や予兆保全、データ価値の拡大に取り組んでいます。

製造業のデータ分析・解析するには、まずは確かなデータ収集が必要で、現場でデータを取ってこそできることが見えてきます。

IoTは現場のいろいろが見える世界となってきましたが、データの利活用がもっと進化し、全てがつながる世界がやってきます。

Vol.241

平成28年度兵庫県COEプログラム推進事業について

第3回次世代ものづくりセミナーのご案内

IoTの活用方法を知っていただくため、IoTを利用して製造現場の効率化・生産性の向上に取り組んでいる企業を紹介するセミナーを開催いたします。

詳しいセミナーの内容は下記をご参照ください。

「IoTを活用した生産性の向上」

Vol.240

第2回次世代ものづくりセミナーを開催しました

今年度、4回シリーズで開催予定の「次世代ものづくりセミナー」の第2回を開催しました。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

昨今急速に注目度を高めている自動運転について、講師としてオートインサイト 株式会社 の 鶴原 吉郎 氏をお招きし「IoTと自動運転が変えるこれからの自動車産業」と題し、自動運転の今後の展望や既存産業におよぼす影響、技術の動向について解説・紹介いただきました。

 

講演内容の要旨は以下のとおりです。

 

スマートフォンやタブレットの登場により、音楽はCDを買うのではなく、ネットよりダウンロードして聴くということへ変わりました。映画においてもネット配信サービスで見るなど、所有する時代から利用する時代へ変わってきました。

 

製造業でもITを活用することで、モノの販売からサービスを売ることで利することが可能になってきています。

例えば、内部に無数のセンサーをつけると、データセンターで管理することが可能となります。それにより、モノを売るのではなく使用した時間で料金をもらったり、データ解析することにより故障する前にメンテナンスができるようになりました。

 

「モノからサービスへ」という流れは自動車業界でも始まっています。

ITを活用し、スマートフォンの専用アプリでタクシーを呼ぶ配車サービスが拡大してきています。送迎場所をアプリに登録することにより、運転手到着時間や料金目安が表示され、事前に登録したクレジットにて決裁されます。安全や信頼は、運転手と客の相互評価が公開されることにより保たれています。

ネットとつながることにより可能となってきている自動運転車ですが、自動車メーカーだけでなくIT企業も開発を図っています。自動運転はセンサーで監視や制御が可能なことから、物流コストや事故・渋滞の減少など様々なメリットがあります。

しかし、自動運転技術により自動車産業が大きく変わってきます。これまでの主役である完成車メーカーの強みは高品質なことでしたが、これからは自動運転エリアの広さや自動運転ソフトなどが重要となってきます。車が所有から利用へ変化していく中で、自社の強みをどこに定めるのかが重要となり、自動車ビジネスを総合格闘技へ変えていくと考えています。

 

 

ご参加いただきました皆様、ご多忙の中ありがとうございました。

次回は11/17(木)を予定しております。テーマは「IoTを活用した生産性の向上」と題して、IoTを利用して製造現場の効率化、生産性の向上に取組んでいる企業の取組みを紹介いたします。 → 詳細はコチラ

ご参加いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

国際フロンティア産業メッセ2016を共催しました

経済を牽引する新産業の創出をするとともに、兵庫を中心とした国際的な技術・ビジネス交流の基盤形成を一層加速させるため、国内外の企業・研究機関が一堂に会する国際総合見本市として、「国際フロンティア産業メッセ2016」が9月8日・9日にて開催されました。

国際フロンティア産業メッセのホームページはこちら

 

 

開会式

開会式

 

 

      今年のテーマは「次世代を創出する技術の終結」

  幅広い分野の企業・団体が、過去最大級の約530小間集結し、2日間で29,875人のご来場がありました。

 

 

 

 

 

 

技術・新商品の展示や産学連携による研究成

果・開発技術の紹介、基調講演や見学・セミ

ナーを通じて兵庫・神戸の最先端技術発信し

ました。

兵庫県ブース

        兵庫県ブース

セミナー

       セミナーの様子

 

2016年9月11日・12日に開催されるG7神戸保険大臣会合に合わせて、ひょうごKOBE医療健康フェアが同時開催。健康・医療に特化した企業・団体が出展しました。

 

            KOBE医療健康フェア会場

                 KOBE医療健康フェア会場     

 

ひょうご科学技術協会は当協会の支援により積極的に技術開発や商品開発に取り組んでいる企業や県内大学・高専と共にグループ出展を行いました。

企業・大学ブース

       企業・大学ブース

当協会ブース

        当協会ブース

 

【ひょうご科学技術協会グループ出展団体】

・㈱イトデンエンジニアリング

・㈱井上鉄工所

・㈱イノベーション・アイ

・㈱クマガワ

・ケニックス㈱

・佐藤精機㈱

・㈱三光システム

・三相電機㈱

・㈱セシルリサーチ

・龍野コルク工業㈱

・㈱帝国電機製作所

・㈱テクノツリー

・西日本衛材㈱

・㈱日伸電工

・パイオニア精工㈱

・㈱ブレイン

・㈱ユメックス

・明石工業高等専門学校

・関西学院大学

・甲南大学

・神戸学院大学

・神戸芸術工科大学

・神戸市立工業高等専門学校

・国立大学法人神戸大学

・学校法人玉田学園神戸常磐大学/神戸常磐大学短期大学部

・姫路大学

・姫路獨協大学

・兵庫県立大学高度産業科学技術研

・兵庫県立大学産学連携・研究推進機構

 

平成28年度第1回サイエンスカフェひょうごのご案内

平成28年9月18日(日)に花の北市民広場(姫路市)にて、「山から海まで~森林とダムの功罪~」をテーマに、村上光正さん(元兵庫県立大学環境人間学部教授)をゲストにお招きしてサイエンスカフェを開催します。

詳細はこちらをご覧ください。



公益財団法人ひょうご科学技術協会
Hyogo Science and Technology Association
事務局本部【企画調整課・事業課】
〒650-8567
兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目10番1号
(兵庫県庁1号館7階)
電話:(078)362-3845(企画調整課)
:(078)362-3846(事業課)
FAX:(078)362-3851
播磨産業技術支援センター
〒670-8505
兵庫県姫路市下寺町43番地
(姫路商工会議所本館2階)
電話:(079)287-1212
FAX:(079)287-1220
放射光研究センター
〒679-5165
兵庫県たつの市新宮町光都1丁目490-2
(SPring-8内)
電話:(0791)58-1415
FAX:(0791)58-1457