人工知能のビジネス利活用
~ 今すぐ何に取り組むべきか ~
デジタルセンセーション 株式会社
取締役COO 石山 洸 氏
取締役COO 石山 洸 氏
パーソナルコンピュータの父「Alan Kay」主催の学会の中で、コンピューターの進化はスーパーコンピューターへのみの予定だったのが、パーソナルコンピューターとうい1人1台使える時代がやってきました。人工知能もパーソナルな人工知能を作ることがポイントとなっていますという話がありました。
人工知能も1部の人だけが使うのではなく、「人工知能の民主化」をキーワードに、スマホのように誰でも簡単に使える時代になってくると思っています。
第4次産業革命では、リアルな世界でいろんなデータを取得できるようになります。データを取得できるようになると、いろんなことが人工知能で自動化できるようになってきます。新しくとれるデータは、人間が管理していた部分を人工知能で運用できるようになるので、生産性が上がるなど今後のビジネスに活用できます。
実際にどのように人工知能を活用しようとしているかというと、超高齢化社会になってくる介護の世界に人工知能を取り入れることです。
介護士が足りないだけでなく在宅ケアができなければならなくなると、全ての人が介護のスキルを身につけなければなりません。
例えば、スキルを身につけたい人がケア動画を送ると、現在はケアの達人が赤ペン修正して返してくれているのですが、修正部分を人工知能が学習しており、赤ペン修正を人工知能がしてくれるようになります。または、達人のケア手法を人工知能で動画を解析することによって、介護される人は何が不快なのかがわかります。1軒ごとに訪問して教えることは不可能ですが、人工知能で整理で整理させることにより、全体のケアレベルを上げることができます。
人工知能が密閉だった部分をオープン化してくれることにより、介護される側とする側双方の負担が減ることになるでしょう。